過日開催の興行イベントである大阪コミコン2024において、当社が販売いたしました、VTuber向けブース利用サービスである「壁絵イラストプラン」及び「イラスト購入」につき、①当社が提供したイラストが描き下ろしイラストでない疑いがあること、②同イラストの制作過程において、他人の知的財産権が侵害された疑いがあること、という問題が報告されております。また、同イラストについて、キャラクターの髪型等が、お客様ご本人の意思に反する形で編集、改変されていた例も確認されております。
いずれも、当社の管理監督の不足の致すところであり、当社販売プランをご利用頂きました顧客の皆様、及びファンの皆様には、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。
当社といたしましては、上記プランをご利用頂いた顧客の皆様に、既に上記イベント終了後速やかに返金のご案内をさせて頂き、ご対応をさせて頂いております。
併せて、今後、これまでの管理体制を見直し、納品前の確認をより一層徹底するなど、再発防止のために全力で取り組んで参ります。
また、当社は、上記イラストの作成を委託した第三者との間で、事前に、上記①や②のような事態が生じないことを確認しておりました。それにも関わらず上記疑いが生じる事態となったことは、当社としても大変遺憾であり、こちらについても、現在、その真偽や責任の所在を明らかにするべく、関係各所に対して照会を行い、今後の措置について検討しております。
最後になりますが、当社は、今後も「楽しいをカタチに。」の理念に則り、クリエイターの皆様と一緒に、よりよいエンターテインメントを提供させて頂くべく、邁進して参ります。
今回の件につきまして、多くのお叱りや励ましのご意見をお送り頂きました全ての皆様に感謝申し上げるとともに、今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
(2024年6月26日追記)
動画投稿サイトYouTube(https://www.youtube.com/)において、本件について言及し、意見を述べる動画(以下、「本件動画」といいます)が投稿されたことを受け、現在、当社に対するお問い合わせや、心配のご連絡を頂いております。そこで、本件につき、発覚の経緯等、正確な事実関係について明らかにすべく、ここで補足いたします。
本件については、当社が、2024年5月4日、当社販売プランをご購入頂いた複数の顧客の方から、上記疑いがある旨のお申し出を頂いたことにより発覚いたしました。
当社は、その時点では、かかる疑いの程度が不明であったことから返金対応はできない旨のご回答をいたしましたが、仮にその疑いが相当程度以上の可能性をもって存在するのであれば返金対応等の対応を検討しなければならないとの方針のもと、調査を開始いたしました。
調査の結果、当該疑いが相当程度以上の可能性をもって存在するとの結論に至りましたので、顧客の皆様に対する迅速な補償を実現するべく、同月6日に返金措置のご案内をさせて頂きました。
上記の経緯のもとで当社の調査の一環として行われた顧客の方との打合せにおいて、本件動画の投稿者の方が当該顧客の「関係者」などと称して打合せに参加し、無断で録画した上公開されたものです。
その内容は、当社の社名こそ伏せられていたものの、イベント名を明記し、当社ブースの写真を掲載して行うものであり、当社を特定して投稿された動画であることは明らかでした。
当社は上記打合せにおいて、その時点で把握していた状況を誠心誠意ご説明させて頂きましたが、その内容が第三者により編集され、無断で公開されたことは大変遺憾です。
また、本件動画においては、同投稿者の働きかけがなければ当社が返金対応をとることはなかったかのような主張がされていると聞いておりますが、実際は上記のとおり同投稿者の関与とは関係なく返金対応をとったものであり、当該主張は事実でありません。
また、本件動画においては、当社がいたずらに真実を秘匿し、説明責任を果たしていないかのような主張がされていると聞いております。
しかし、公の場において、むやみに、他人の社会的評価を低下させる告知をすれば、仮にその内容が真実であったとしても、そのこと自体が名誉毀損に該当し、損害賠償請求の対象や、刑事罰の対象となる可能性があります。そのため、当社はむやみに施工会社や美術担当者の名称等を明らかにすることはせず、当社顧問弁護士の指示のもと、事実の調査と、然るべき責任追及の手続を進めて参りました。
当社としては、迅速に事態を把握し、責任の所在を明らかにするために尽力して参りましたが、この点をご賢察頂けなかったことは残念です。
さらに、本件動画において、当社が同投稿者に対して弁護士による権利行使や訴訟提起をほのめかしたかのような主張がされていると聞いておりますが、かかる事実もありません。当社としては、同投稿者がどうしてそのようなことを主張しているのか見当がつきません。
しかしながら、当社が上記の事情から同投稿者に対するむやみな情報開示を断り、顧問弁護士が介入して事実の調査や責任追及を進めているとの説明を曲解して本件動画を投稿されたのであれば、それこそ当社の社会的評価を不当に低下させる行為であり、看過できません。
さて、ほとんどの方におかれましては、誠実に行動して頂いているところ、このようなことを申し上げるのは誠に心苦しいばかりですが、当社とお取引頂いております全ての顧客の皆様に、この場を借りてお願い申し上げます。
本件に関するものに限らず、当社と締結した契約の内容やその締結経過等につき、無断でこれを公開することは、契約上の秘密保持義務違反として損害賠償請求の対象になる場合や、当社の社会的信用を毀損する行為として損害賠償請求の対象となり、あるいは刑事罰の対象となる場合もございます。したがいまして、このような行為は、お控え頂きますようにお願い致します。
また、本件について、当社を擁護する意見を表明された方に対し、心ない誹謗中傷がされているとの情報も聞いております。
いうまでもなく、かかる誹謗中傷も民事法上の損害賠償請求や、刑事罰の対象となる可能性のある行為にあたりますので、厳にお控え下さい。
最後になりますが、既に告知させて頂いておりますとおり、本件における当社の管理不足は否定できないところであり、顧客の皆様、及びファンの皆様に対してご迷惑をおかけいたしましたことを、大変申し訳なく思っております。
当社は、再発防止を徹底し、クリエイターの皆様と一緒に、よりよいエンターテインメントを提供させて頂くべく邁進して参りますので、今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。